蕎麦猪口

益子を拠点に作陶されている柏井羊さんの蕎麦猪口です。

日常に馴染み料理を引き立てる”脇役”として徹しつつ、うつわ単体としての素朴ながら味わい深い奥行きもあるのが柏井さんのうつわの魅力。

約8センチの蕎麦猪口は、お蕎麦の時に活躍するのはもちろん、煮物やおひたしなど副菜を乗せるのもおすすめ。

酒器としてもお使いいただけますよ。色違いで揃えたくなるアイテムです。

釉薬は4種類。

1つめは、益子で伝統的に使われる釉薬のひとつである寺山釉。

灰色の中にほのかに青や緑の色合いを感じさせ、シンプルながらも深みを感じさせる美しい風合いが魅力です。

2つ目は、木の灰と土で作られた自然由来の土灰釉。

素朴でナチュラルで、手に馴染みやすい風合いながら、深みのある表情が楽しめるのがこの釉薬の魅力。

和の料理を中心に、日々の暮らしを豊かに支えてくれます。

3つ目は、日本でも伝統的に使われてきた藁灰釉。

うっすらと白濁した色味が乗り、深みのある奥行き感がありながら、上品な軽やかさも持つ、吸い込まれるような優しい風合いです。

日常使いはもちろん、少し特別感を出したいときにも料理の引き立て役として活躍してくれます。

最後に中国宋代青磁に大きな影響を受けながら日本で独自の発展を遂げた緑釉。

少し錆のような風合いも出ており、重厚かつ上品な雰囲気を醸し出します。

エスニック料理にも相性抜群です。

φ: 85mm　H: 65mm