コレクション: てしま島苑

瀬戸内海に浮かぶ、人口わずか17人の小さな島・手島で作陶する〈てしま島苑〉は、島にある素材だけを用いた“地産地焼”のうつわづくりを行っています。自ら島を歩いて土を掘り、乾燥・粉砕・精製して粘土にし、釉薬には香川本鷹(とうがらし)や空豆、背高泡立草など島に自生する植物を灰にして使用。すべての素材に時間と手間をかける、丁寧なものづくりが特徴です。作品は素朴な質感を残しながらも、薄くシャープに仕上げられ、モダンで洗練された表情を見せます。暮らしに根ざしながらも唯一無二の存在感を放つうつわは、料理を引き立て、食卓に静かな豊かさと美しさをもたらしてくれます。